【受賞報告】電気化学会第91回大会

2024.07.05 / 研究報告
山梨大学 | 大学院医工農学総合教育部 工学専攻 エネルギー物質科学コース TD5:白勢裕登

山梨大学 医工農学総合教育部 工学専攻 エネルギー物質科学コース TD5 白勢裕登(シラセ ユウト)です。2024年3月14日(木)~16日(土)名古屋大学で開催された電気化学会第91回大会において優秀学生講演賞を受賞させていただきました。本賞は、電気化学ならびに電気化学会の発展に資する優れた講演をされた学生に贈られるものです。

受賞テーマは「アニオン膜型燃料電池の発電特性とアニオン膜含水挙動および構造との関係」です。本研究では、アニオン交換膜型燃料電池(AEMFC)発電性能向上へ向けた課題である電極反応に伴う複雑な水分布、アニオン交換膜(AEM)の導電性向上へのアプローチとしてアニオン膜の含水挙動および構造変化に着目し、X線や中性子線を用いた解析を行いました。口頭発表、質疑応答を通じて、様々なスケールにおける解析技術を駆使することでアニオン膜含水挙動を解明し、AEMFC性能向上への指針を示した点が評価され受賞させていただきました。

私自身この電気化学会優秀学生講演賞を頂き、大変うれしく思います。犬飼潤治教授をはじめとする先生方、研究員の方々や学生の皆様に心から感謝申し上げ、今後も慢心することなく、燃料電池のさらなる発展へ向け尽力いたします。また本研究室学生らのさらなるモチベーション増加につながると幸いです。