みなさん、こんにちは!
早稲田大学林研究室一貫制博士課程3年の劉安東です。
私は昨年10月から約3ヶ月間、中国の清華大学へ研究留学に行っていたのですが、そこで生まれたご縁がきっかけで、今度は清華大学から12名の学生が来日し、私の所属する早稲田大学林研究室と国際学術交流を行いましたので、そちらの活動内容についてご紹介したいと思います。
私たち林研究室は、スマートグリッドに関する研究を行っており、特に、早稲田大学研究開発センターにて、国際標準化を見据えて実機ベース(エアコン、ヒートポンプ、蓄電池、電気自動車など)でデマンドレスポンス(Demand Response)やバーチャルパワープラント(VPP)などの再生可能エネルギー主体の電力システムの実現を推進する技術開発に取り組んでおります。今回は、林研究室の広橋先生・芳澤先生にご協力頂き、上記の内容について研究紹介をして頂き、そちらの内容に基づいて、清華大学の学生たちとディスカッションを行いました。ディスカッションの内容としては、紹介した研究内容に関する質問から始まり、最後は日本と中国、両国の電力システムの様々な違い、再生可能エネルギーを導入するために有効なアプローチは何かを一緒に探索するなど、非常に内容の濃い学術交流になったかと思います。また、電力システムが専門ではない学生もいたのですが、臆せずに積極的に質問・意見を述べる姿勢は強く印象に残りました。
今回利用したPEPの海外留学制度をきっかけに、このような日中両大学の国際学術交流を開催することができて大変良かったと思います。今回の経験を糧に、今後も引き続き研究に国際交流に頑張っていきたいと思います。