こんにちは!早稲田大学 D2金子です。
2019.10.05-11.10のアメリカ テネシー大学での研究留学から帰国いたしました。今回は、留学で取り組んだことや生活の様子を中心にお伝えしたいと思います。以前私が挙げたActivityでは、テネシー大学の雰囲気を詳しくお伝えしているので、そちらも合わせてチェックしていただけるとうれしいです。
テネシー大学から見た街並み
まず私がテネシー大学へ研究留学をさせていただいた経緯を簡単にお伝えすると、私が所属する早稲田大学 林研究室と留学先であるテネシー大学 Kevin Tomsovic教授が,先輩方の代から連携研究を継続しており,その研究を進めるため1か月間留学をいたしました。
具体的な研究内容は、自身の専門領域である配電系統における太陽光発電システムの無効電力制御機能に関する知見とTomsovic教授の専門領域である送電系統の系統安定性に関する知見を組合わせた送配電系統を対象とした研究になります。これまで送電系統と配電系統は別々に評価されることが多かったのですが、分散的に配電系統に連系された太陽光発電システムを束ねて活用することによる送電系統の安定性向上が期待される昨今、非常に興味深い研究であると思います。
こうした経緯の中,週に1度の頻度で20分から30分程度の打合せを行い,進捗報告や今後の方針などに関して議論してきました。また、打合せの他にも週に1度、テネシー大学の電力系研究室が所属するCURENTという研究グループのセミナーが開催されており、そこに参加してパワエレ系など幅広い電力分野の知見を得ました。そして放課後には、大学の友人らと食事に行ったりしました。
放課後友人とご飯
留学中の11/5-7には、電力系研究グループCURENTのSite visitがあり、私もテネシー大学との連携研究の内容でポスター発表をさせていただきました。Site visitでは,CURENTに所属する他大学の学生やメーカーや研究機関など多様な方と交流ができました。
Site visitでの実験デモの様子
ポスター発表
以上が、私の研究留学での活動報告になります。本留学は、Tomsovic教授の下で送電系統に関して勉強させていただくという研究面での経験だけでなく、様々な国の友人と出会うこともでき、とても貴重な経験になりました。学会などで彼らと再会できるよう日本で精いっぱい頑張っていきたいと思います。本留学に携わってくださった皆様に感謝いたします。