電力機器・エネルギー伝送の高性能化・高信頼度化に向けて

早川 直樹
名古屋大学 大学院工学研究科 電気工学専攻・教授

次世代の電気エネルギー材料・機器・システムの高性能化・高信頼度化・環境調和に関する研究開発に取り組んでいます。特に、電力機器の信頼性を支配する電気絶縁性能に関する物理的な基礎過程を究明し、電力機器の合理的な絶縁設計や機器診断など、より高性能な機器・システム開発をめざしています。これらにより、電気エネルギーをいかに確実にかつ効率よく伝送・制御するか、超電導などの先端技術を適用した将来の電力機器やエネルギーシステムのあるべき姿を創造しています。主な研究テーマは、以下の通りです。

(1)電力機器・システムの環境調和技術・高機能化技術

(2)超高感度部分放電測定による電力機器診断技術

(3)真空中における放電・帯電制御技術

(4)傾斜機能性コンポジット材料(FGM)の機器適用技術

(5)超電導電力機器・システムの設計・運用技術

(6)高精度電界解析・測定と高電界現象解析・評価技術

図1 高電圧実験室(800kV雷インパルス電圧発生装置)

 

図2 超誘導実験室(-196℃液体窒素クライオスタット)

 

図3 154kV級ガス絶縁開閉装置

 

図4 空気中ストリーマ/リーダ放電

 

図5 2MVA-22kV級 超電導限流変圧器

 

図6 -269℃液体ヘリウム中の動的絶縁破壊
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早川 直樹

はやかわ なおき

名古屋大学 大学院工学研究科 電気工学専攻・教授

プログラム担当者
専門:電力工学

KEYWORD
電気エネルギーの輸送(送電・変電・配電)
高電界現象と電気絶縁技術
超電導技術の電力応用
略歴
1985年 名古屋大学 工学部 電気学
1990年 名古屋大学大学院 工学研究科 電気工学・電気工学第2および電子工学 博士課程
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